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舞台:『陥没』 [お芝居・舞台のこと]

シアターコクーン・オンレパートリー2017+キューブ20th,2017
【陥没】
Cut2017_0304_2322_10.jpg

2017.3.4(土)13:00~@森ノ宮ピロティホール

■作・演出
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■出演
 井上芳雄/小池栄子/瀬戸康史/松岡茉優/
 山西惇/犬山イヌコ/山内圭哉/近藤公園/趣里/
 緒川たまき/山崎一/高橋惠子/生瀬勝久
■声の出演
 三宅弘毅/峯村リエ

ケラさんの作るシリアスコメディといえども、割と毒が少なかったですね。
ちょっとスラップスティックで、少しファンタジー要素もあり、
どこかほんのり悲しいくてやさしい、
そんな物語でした。


東京オリンピック前の昭和38年。
都市型複合施設オリンピアスターパークのホテルのプレオープン。
亡き父の遺志を継いだヒトミと、それを取り巻く人々たち。
元夫のサダハルとその婚約者ムスビの婚約パーティーが開かれるという
なんとも言えないシチュエーションに、
今の夫の秘密や陰謀が入り混じり、
さらには亡き父の幽霊が担当の神様と一緒に降臨する・・とか、
決して派手ではないけれど、
良質なコメディ。面白かったです。

印象的だったのは、オープニング。
セピア色の照明が昭和の懐かしさを演出してて
とても雰囲気あったのと、
そして、それに続くタイトルとスターリングのプロジェクションマッピングが
物凄くかっこ良かったなぁ。(あれ、もう一回じっくり見たいくらい!)


それぞれの役者さんの演技も見ごたえたっぷり。


井上芳雄さん
一見かっこいい誠実な旦那さんで登場したのに、OP映像が終わったら
もう別れていた。。。しかも浮気が原因で、新しい婚約者連れてる・・・
なんて、ダメ男の役。
けど、ダメ男の役なのに、流石はミュージカル界のプリンス。
そんなにダメ男に見えないんですよね。(良いのか悪いのか。)
ぜんぜん憎めない。最後にヒトミと上手くいきそうなシチュエーションになるのは、
もうすっかり応援してしまえる。(ダメ男なのに。。。)

小池栄子さん
舞台では何度も見ていますが、ほんとに安定の主役。
きれいだし面白いし、役柄もほんとに素敵だったです。


瀬戸康史さん
瀬戸さん面白かったーーーー。
去年、「遠野物語」で観たときも思ったけど、顔ちっちゃ!!!!
ピュアな弟の役がもう最高に似合っていました。
自由極まりないくらい自由な振る舞いも、みんなに愛される要素たっぷり
で、いちばん笑わせてもらった。


松岡茉優
舞台で観るのは(私は)初めてでしたが、他の達者な役者陣の中にいても
しっかり存在感のある演技。「若い婚約者」役のしたたかな目線も可愛さも、
似合ってた。

山西惇さん
山西さんを生で見るのは初めてだったかもしれません。
さすがのキャラ立ち。

犬山イヌコさん
イヌコさん、かわいかった。落着きある役柄だったけど、
端々に観られるセリフの面白さとその言い回しがやっぱりイヌコさん節。
テレビの中から出てきたミイラ何を食べてたのか?に対する
「電波?」の回答がほんとに好き。

山内圭哉さん
今回いろんな役をやってましたが、メインの船橋役は長髪だし、
それ以外もみんな何かしらかぶってましたね。スキンヘッド一個もなかった!!
でも、やっぱり僧正のあの独特のセリフの間とか動きとか、
何もかもが面白いです。
チンピラ風の役の時に、部屋に入ってきつつ
シャツのボタンをそそくさとはずすとこが、笑ったなぁ。

近藤公園さん
歌手のマネージャー役。キャラ立ちしなささがキャラ、というくらいに
「普通の人」が上手。

趣里さん
朝ドラで観たことあるなぁ・・くらいの印象だったのですが、
まぁかわいかったこと!!!神様に乗り移られて、惚れ薬をお酒に入れてるときの
「へへへ・・・」と自棄になった笑いが、めっちゃ面白かったです。
水谷豊さんの娘さんだったのか!(今更知った。)

緒川たまきさん
緒川さんてばあんな美人さんなのに、何あの独特さ。ほんといい味だしてた。
普通のセリフ言ってるだけでも、なんか独特なの、何?

山崎一さん
初っ端で死んでしまったので、「え?もう出てこないの?」と危惧して
しまったけど、ちゃんと(ちゃんと?w)幽霊として登場してくれたので、
安心しました。なんだか白塗りなお顔だったけど、
あれ、白くなくてもよかったのでは?

高橋惠子さん
大女優感ありすぎる!!!美しすぎる!!!
なのに、手品師の役だんなんて、面白すぎる。
神様に乗り移られたときにひたすら「手品師です!」って名乗るとこが
インパクト強すぎて頭から離れません。

生瀬勝久さん
嫌な奴の役柄も似合うんだなぁ、これが。
最後になかなか部屋から出ていかない未練たらしさも、
しつこさも、うっとおしさもほんと最高でした。
そして、最後にミイラに恋しちゃう(ミイラ、メスやったんかい!?)
役なのも、生瀬さんだから面白いんだよなぁ。。


あと、神様の声の出演が、三宅弘毅さんと、峯村リエさんだったのですよね。
峯村さんはすぐわかったんだけど、三宅マンだったのん気付かなかった、悔しい。。。


今回の舞台を観て思ったのは、
ブラックさがないケラさんも好きだなぁ、という事。
いや、ところどころにブラックな影はあったのかもしれないけど、
全体的にコメディ要素が強くて、いっぱい笑える作品で、
それが一つ一つ丁寧に仕上げてあるところが、なかなか好きだった。



ところで、「陥没」というタイトルに込められた意味ってなんだったの?
(↑わかっていない ^^;)

Cut2017_0304_2321_15.jpg


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