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今日の本:『盲目的な恋と友情』(辻村深月) [本のこと]

辻村深月さんの本、やっぱり面白い。


今回読んだのはこれ。
辻村深月
【盲目的な恋と友情】


盲目的な恋と友情 (新潮文庫)

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/01/28
  • メディア: 文庫
<内容>「BOOKデータベース」より
一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。
そして彼女の親友の女。彼らは親密になるほどに、肥大した自意識に縛られ、嫉妬に狂わされていく。
そう、女の美醜は女が決めるから――。恋に堕ちる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、
息苦しいまでに突きつける。醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書下し長編。


辻村作品でなければ、このタイトルだけでは読もうとしなかったかもしれない。
「恋と友情」なんて言葉をタイトルに入れてしまうなんて、なんてベタな!!!
と思っていた読む前の自分の浅はかさよ。。。
読んでみて、まさにこのストーリーにはこのタイトルしかないな、というような作品で、
「辻村深月さんの本、やっぱり面白いわ」と再確認しました。

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今日の本:『悪いものが来ませんように』(芹沢央) [本のこと]

「衝撃のラスト25ページ」「絶対だまされて読み返します!」
なんて謳い文句が、文庫の帯に掲げられてるミステリ。
そういうのわざわざ前もって書いちゃっていいんかいな?と
いつも思うのだけど、それでもあえてそういう系を
読みたくなることが時々あるのです。

そして今回選んだのはこれ。

芹沢央
【悪いものが来ませんように】


悪いものが、来ませんように (角川文庫)

悪いものが、来ませんように (角川文庫)

  • 作者: 芦沢 央
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/08/25
  • メディア: 文庫
内容(「BOOK」データベースより)
助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。
彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。
そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。
そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。
「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。
最後まで読んだらもう一度読み返したくなる傑作心理サスペンス!




奈津子と紗英、2人の視点が交互に入れ替わりながら話が進みます。
そこに、この2人に関わる周囲の人々の証言が、
間に挟まれるように書かれる という構成なので、
ちょっと、相関図がわかりにくいのだけど、
‟これは私の理解力が悪いだけかな、まぁいいや、気にせず読み進めちゃえ…”
と読んでいくと、‟ああ、感じていた違和感はこういうことか!”
と、最後に2人の関係性が明かされたときに、
物語の仕掛けにようやく気付くパターン。

なるほど、色んな叙述トリックがあるもんだなーー、と感心してしまいます。
騙された!!!というほどの衝撃はなかったけど、
ああ、そういうことね!もう一回、あの部分を読み返してみよう!
というくらいには楽しめました。

そしてこの話は、
結婚後しても不妊になやむ女性と、
結婚後の子育てに悩む女性、
それぞれの幸せと悩みを浮き彫りにする物語でもあった。
ないものねだりは人の常、
隣の芝は青く見える、
なんてことは、わかっていても、
そういうジレンマを抱えて生きる2人を見てて
なんだかやるせなくなりました。

誰に感情移入していいのかよくわからないまま
終わってしまったのがちょっと残念。
もう少し、救いのあるラストだったらよかったのにな。


でも、また機会があれば、芹沢央さんの他の作品も
読んでみてもいいかな、とは思っております。





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今日の本:『オネスティ』(石田衣良) [本のこと]

今回読んだ本はこちら。


石田衣良
【オネスティ】

オネスティ (集英社文庫)

オネスティ (集英社文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: 文庫
内容(「BOOK」データベースより)
「どんな秘密も作らない。恋愛も結婚もしないけれど、心はいつも一番近いところにある。
ほかの人を好きになっても、結婚しても、ずっと好きでいるけれど、
赤ちゃんをつくるようなことはしない」カイとミノリは、幼き日に交わした約束を大切に守り
ながら成長していく。そんな二人の関係は大人になってもずっと続いていき―。
人をどれくらい誠実に愛することができるのかを問う純愛的長編小説。
 
石田作品が得意とする 性描写多めな作品。
だけど、主人公の二人は決してカラダの関係を持たない特別な関係のまま、
ただ、互いをただ一人の「ソウルメイト」として、
相手に常に誠実でありつづけながら成長していく・・・、
そんな男女の物語です。

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今日の本:『木漏れ日に泳ぐ魚』(恩田陸) [本のこと]

久々に読んだ恩田作品。

恩田陸

【木漏れ日に泳ぐ魚】
木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: 文庫


明日からは別々に暮らすことになった一組の男女の、
アパートの一室で過ごす最後の一夜の話。



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今日の本:『AX』(伊坂幸太郎) [本のこと]

今年読んだ一冊目はこちら。


伊坂幸太郎

【AX】
AX アックス

AX アックス

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本

とっても面白かったです。

流石伊坂作品!!というような1冊。


【グラスホッパー】【マリアビートル】に続く殺し屋シリーズ。
『AX』『BEE』『Crayon』『EXIT』『FINE』5編の短編からなる連作。

『BEE』だけは、以前、別の短編集に載せられていたので読んだことが

あったことに、読んでいる途中で気が付きました。
その別の短編集というのは、「ほっこりミステリー」と銘打つアンソロジー。
凄腕の殺し屋なのに私生活では妻に頭が上がらない(いわゆる恐妻家)

コードネーム《兜》(かぶと)の話

どうやら、 『AX』『BEE』『Crayon』は、それぞれ別々の本へ寄稿されてて、
そこに『EXIT』『FINE』が書き下ろしで加えられて一冊になったようですね。
しかし、短編連作と言えども、もうこれは1つの長編と言っていいくらいの
読みごたえでした。(てか、伊坂さん端からそのつもりだったのでは?)

前二作の殺し屋シリーズに比べて、かなりのほのぼの系かと思いきや、
『EXIT』『FINE』に入ってからは、
ミステリアスな要素と色んな布石を拾っていく展開の面白さは
さすがの伊坂ワールド。
ハデなアクションシーンは多くないながらも、ハラハラさせる仕掛けがいっぱい。

で、ラストには切ないながらもホッコリと優しい気持ちに(殺し屋の話なのに!!)
なってしまうのです。

殺し屋の話、というよりも、
「父親の話」であり、「夫の話」ですね、これは。

はたからはどう見えようが、
兜と奥さんの関係は、素敵だな、と読み終わってから思ったり。


【グラスホッパー】【マリアビートル】を読んだならわかる要素も出てくるので、
読んでからなら尚面白いと思いますが、読んでなくでも勿論楽しめます。

そして、伊坂作品を網羅してる人には更に「お!」と思うキーワードもチラリと出て
きたり(いわゆる他作品とのリンク)もあるので、そこもお楽しみ♪


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今日の本:『長い家の殺人』(歌野晶午) [本のこと]

『葉桜の~』をはじめ、歌野作品はいくつか読んでいるけれど
そういえばデビュー作であるこの作品は読んでなかったなぁ・・・と思って
今回読んでみました。

歌野晶午【長い家の殺人】

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/04/15
  • メディア: 文庫

内容「BOOK」データベースより
消失死体がまた元に戻る!?完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、
学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇―。
「ミステリー史上に残ってしかるべき大胆なアイデア、ミステリーの原点」
と島田荘司氏が激賛。
この恐るべき謎を、あなたは解けるか?
大型新人として注目を浴びた鮮烈なデビュー作。

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今日の本:『仙台ぐらし』(伊坂幸太郎) [本のこと]

大好きな小説家、伊坂さんのエッセイ本が文庫になってたので、読みました。

伊坂幸太郎
【仙台ぐらし】

仙台ぐらし (集英社文庫)

仙台ぐらし (集英社文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/06/25
  • メディア: 文庫
内容(「BOOK」データベースより)
タクシーが、見知らぬ知人が、ずうずうしい猫が、多すぎる。
タクシー運転手が嘆く不景気の元凶は何か、喫茶店で執筆中にやたらと話しかけてくる
おじさんは誰なのか、どうすれば自分の庭に猫が糞をしなくなるか。
仙台に暮らす心配性の著者が、身の回りで起きたちょっとおかしな出来事を綴る。
2005年から2015年までに書き溜められたエッセイ集。
短篇小説「ブックモビール」も収録



章を1つ読んで、
小説家さんの書くエッセイは、ほんとにおもしろいなぁ。
と、改めて実感。

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今日の本:『余命1年のスタリオン』(石田衣良) [本のこと]

久々に読んだ石田さんの作品。

石田衣良【余命1年のスタリオン】

余命1年のスタリオン 上 (文春文庫)

余命1年のスタリオン 上 (文春文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 文庫
余命1年のスタリオン 下 (文春文庫)

余命1年のスタリオン 下 (文春文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 文庫

<内容>
芸能界への登竜門「スタリオンボーイグランプリ」でデビューし、
“種馬王子”の異名を持つ小早川当馬。俳優として着実にキャリアを積み、
プライベートも好調だったが、突如、がんの宣告を受ける。余命は一年―。
残り少ない時間で、自分は世界に何を残せるだろうか。
俳優として、一人の男として、当馬の最後の挑戦が始まる



読んだのは、今回のこの文庫(上下)だったのですが、
タイトルと装丁は単行本のときから本屋さんに並んでたのを見ていたので、
私てっきり、ほんとにスタリオンの話だと思ってました。
石田さんが動物モノを書いたんだ!めずらし!と思ってました。
ホンマスイマセン。

文庫になって改めて帯文句などを見て、
ああ、ガンの告知をされた俳優の物語なんだと気付きました。
ホンマスイマセン。


で、感想。

「余命1年」というタイトルから知れるように、
「死」に向かっているのだと最初から分かっている物語。
それを読み進めるのは、なかなか辛いものがありました。
けど、石田さんが書く、主人公・当馬と当馬の見る世界は、とても輝いて瑞々しく、
「死」へ臨むことの辛さだけじゃなくて、
残りの人生を「生きる」ことの大切さをメインに伝えてくれていたように思います。


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今日の本:『陽気なギャクングは三つ数えろ』(伊坂幸太郎) [本のこと]

大好きなシリーズの3作目が、
前作から9年目にして、ついに登場です!
読むのがもったいなくて、勝手からちょっとだけ置いていたのですが、
読み始めたらやっぱり一気に読み終わってしまいました。

伊坂幸太郎【陽気なギャングは三つ数えろ】

陽気なギャングは三つ数えろ (ノン・ノベル)

陽気なギャングは三つ数えろ (ノン・ノベル)

  • 作者: 伊坂幸太郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2015/10/08
  • メディア: 新書

<内容>(商品サイトより)
絶体絶命のカウントダウン!
史上最強の天才強盗4人組に強敵あらわる!
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女――
180万部シリーズ待望の最新作!

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う火尻を、暴漢から救う。
だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。正体に気づかれたギャングたちの身辺で、
当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は
断崖に追いつめられた! 必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが!
人気シリーズ、九年ぶりの最新作!



相変らずの4人のキャラが、今回もそれぞれ際立っていることに、
「待ってました!」と、読みながらイチイチ嬉しからずにいられなかった。
響野の超饒舌(だけど役には立たない)も、
成瀬の冷静さと推理力も、
久遠の動物好きも、
雪子のドライビングテクも、
それぞれが今回の話の中に上手く生かされてるのが流石。

今回の適役は、火尻という週刊誌記者。
小物のくせに腹立つ!!!!という感じの
“いやな奴”度がマックスな相手なのですが、
どんな手でこいつに勝つんだろう!?
と、最後の最後まで読めないところが面白かったです。

そして、伊坂さんらしい、散りばめられたいろんなエピソードが
後の方で色々と生きてくるところは、やっぱり読んでいて楽しいのです。

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今日の本:『キャプテンサンダーボルト』(伊坂幸太郎&阿部和重) [本のこと]

買ったままで置きっぱなしになっていた本、
ようやく読みました。
けど、一度読み始めたら止まらなくなって、一気に読み終わってしまった。
面白かったです。

【キャプテンサンダーボルト】
 伊坂幸太郎&阿部和重

キャプテンサンダーボルト

キャプテンサンダーボルト

  • 作者: 阿部 和重
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/28
  • メディア: 単行本

あらすじ:(サイトより転記)
人生に大逆転はあるのか?
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――

現代を代表する人気作家ふたりが、
自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。
     


大人になって期せずして再会した
少年野球チームでチームメイトだった相葉時之と井ノ原悠が、
巻き込まれていく(というか相葉のせいで井ノ原まで巻き込んでいく)
国家レベルの陰謀…。それに立ち向かう話。

少年時代に夢中だったテレビの戦隊ヒーローの「常識を疑え」という決めセリフが、
物語のいろんな場面で、その意味を濃くしていくのがいいですね。

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